$40kのロギングスタックを置き換えた小さなオープンソースツール
あるエンジニアが週末に作ったプロジェクトが、今では3つの銀行の本番環境で稼働している――シングルバイナリに収まっている。

こういう話はいつもそうだが、きっかけは請求書だった。中規模のフィンテック企業がログの取り込みと検索に年間4万ドル以上を費やしており、その支出の大半は誰も見ないデータに消えていた。
そこで1人のエンジニアが週末を使って、削ぎ落とした代替ツールを書いた。ログを追跡し、重要な部分だけをインデックスし、インシデント時にチームが実際に投げる数個のクエリに答えるだけのシングルバイナリだ。
あえて退屈に
このツールが置き換えたプラットフォームより機能がずっと少ない。それが狙いだ。覚えるべきクエリ言語もなく、面倒を見るべきクラスターもなく、バックグラウンドで動くギガバイト課金のメーターもない。
「オブザーバビリティの支出のほとんどは、絶対に聞かない質問への保険だ。僕たちはその保険料を払うのをやめることにした。」
18か月後、このツールはオープンソースとなり、3つの銀行の本番環境で動いている。そして、高価なインフラの多くが誰も疑問を持たなかったから存在していただけだということを、静かに証明し続けている。


